図書館の研修会

おはようございます。

月曜日は休館日でした。利用者の皆様には、ご迷惑をおかけいたしました。
中央図書館は、本日9時~18時の開館です。ご利用下さい。

先週、図書館の研修会に行ってきました。

図書館の職員は、定期的に、県内の公共図書館の方々と交流をし、情報交換と、
様々なテーマでの研修会をしています。

今回のテーマは、『障害者差別法』施行から1年をふりかえってという事で、
図書館での障害者サービスの在り方、そして図書館にも関わる障害の知識を深める
意味での研修会でした。

その研修会では、「名古屋盲人情報センター」の方の講演を聴講する事が出来ました。

名古屋盲人情報センターとは、いわゆる「点字図書館」です。
目の不自由な方が利用される図書館なので、愛西市中央図書館のような対面的な
図書館ではなく、電話での利用案内・点字郵便での貸出返却が主な図書館になります。

健常者である職員と、障害のある利用者の方とのやり取りは、気持ち的な感情部分
など、様々な苦労もあるようです。それでも、利用者の方に少しでも役立てられる
よう、一生懸命に対話してみえます。

また、私たちの住む愛知県は、全国でも珍しい「名古屋市障害者差別相談センター」が開設されています。

障害者差別法が施行されて1年経っても、社会ではまだまだ障害者の方が、住みよい
社会ではない事が沢山あるのです。そんな苦しみを持つ障害者の方の窓口が、この相談センターです。
図書館の相談もあるという話を聞き、考えさせられました。

愛西市の図書館では、目の不自由な方のみならず、高齢者の方で、活字を
読むより・・・という方に、「録音資料」の貸出や、館内視聴が利用できます。
(館内視聴は、中央図書館のみとなります。)

「広報あいさい」は、毎月、声のボランティア「ひまわり」さんが、録音の作業を行ってくださいます。

私たちスタッフも、少しでも障害者の皆様の力になれるようご案内していきたいと思っています。


大きな活字の本を読みたい!という利用者の皆様には、「大活字」の本がございます。


新聞や雑誌など、読みたいのに、この頃つらいなあ~と思ってみえる利用者さんには、これ!

スティックの拡大ルーペです。
黄色のラインに文章を合わせると、文字を拡大するだけでなく、行も読み間違いが
なくなる優れものです(^O^)/

カウンターに設置してありますので、ぜひご利用くださいね♪

図書館は、「活字を読む苦痛な空間」ではなく、どんな方でも気軽にくつろげる空間でありたい。

そう思う今日この頃です。