旅するなら。
昨日は、気温も30度になり、日の照りつける中、一部開館という
図書館はじまって以来の開館の仕方に、スタッフも戸惑うなか・・・
お昼の換気・消毒の作業も終わり、夕方を迎え。
新聞の夕刊が届けられました。
館内閲覧の出来ない新聞ですが、新聞は毎日届けられ、愛西や海部の
記事のチェックをかかさずしています。
中日新聞の1面を見てびっくり (@_@)
ドーン!と大きく『七里の渡し 不人気ルート?』という見出し
が、目に飛び込んできました。
(中日新聞より抜粋)
愛西市教育委員会 石田泰弘学芸員の写真とともに、調査した
話が記載されていました。
石田さんと言えば、覚えていらっしゃるでしょうか?
あの「ういろう」の調査をされた方です。(*^▽^*)
(図書館日記:2019年12月27日『名古屋と言えば・・』の記事を
ご覧ください。)
今回は、5年ほど前から、江戸期の旅行記をず~っと調査されて
いたとの事。
調べた旅行記は、ナント!600点というのですから、驚きです!
意外にも、昔の方も、「旅行するなら、遠回りをしても、沢山の
観光スポットを回り楽しみたい!」という思いがあり、七里の渡し
の海路で近道をせず、わざわざ遠回りの佐屋路や津島街道を通るルート
が人気だったとの事。
石田さんのおっしゃるとおり、当時の旅は、今のようにひょいひょい
とは難しかったので、それもルートから分かりますね。
現在は、コロナ感染で観光・旅行などの自粛を余儀なくされつつ、
この頃は、ようやく県をまたぐ移動自粛も緩和されるようになりまし
た。
コロナが落ち着いたら、私たち現代人も、「1回の観光で、
沢山のスポットを回りたい!!」そんな願望もあるのでは?(*^▽^*)
新聞記事の最後にも書かれていますが、研究成果は、この本に
記載されていますよ。
『尾張藩社会の総合研究 7』です。
石田さんの記載は、
「道中記からみた宮・桑名間の交通について」(p309~340)です。
興味のある方は、読んでみてください。