戦争を知る
本日、午後2時から「手作り切り紙紙芝居 よこいしょういちさん
読み聞かせ会」が開催されました。
最初に、8月15日 NHK「ほっとイブニング」で放送された
紙芝居の作者である、読み手の亀山永子さんの紙芝居への思いと、
横井庄一さんの生前の紹介を皆様に視聴して頂きました。
紙芝居という事で、子供さんの参加が多いかな?と思っていましたが、
横井庄一さんを知る世代の方など多くの大人の方35名が参加されました。
そして、紙芝居が始まると、とても熱心に切り絵を見つめ、
お話しを静かに聞いてくださいました。
亀山さんも、自作の紙芝居を手に、ゆっくりと横井さんを思いながら
語ってくださいました。
読み聞かせが終わると、拍手が。
中には、読み聞かせ中に、涙する参加者の姿もありました。
亀山さんの心が、参加された1人1人に伝わった瞬間でした。
その後、中央図書館で所蔵されている横井庄一さんの資料を紹介させていただき、
「サプライズ!」も。
このサプライズ。
実は、昭和47年2月に発行された横井庄一さん帰国の特集号の雑誌で、貴重にも
付録に横井庄一さんの肉声が聞ける「ソノシート」が付いていました。
「ソノシート」とは、薄っぺらい昔のレコード盤です。
綺麗な状態でしたので、皆様に肉声を聴いて頂きましたよ。
これには、亀山さんも、「聴いてみたいです!」と楽しみにされて
みえました。
戦後から28年。発見されてグアム島から日本に帰国する間際に、
インタビューを受けている横井さんの肉声です。
視聴される皆さんは、静かに聴き入ってみえました。
目を閉じて、その時の様子を思い浮かべながら聴いている方も。
会終了後には、多くの方が、資料を手に取って、貸出を希望される方もいらっしゃい
ました。
「ぜひ、愛西市内の小中学校でも、読み聞かせしていただけたら」
「戦争を、どう子供達に語り継いでいくか。考えさせられ勉強になりました。
とてもあたたかい読み聞かせ会でした。」
などのお声が聞け、図書館も大変うれしく思います。
今年は、横井庄一さんの没後20年。
その節目に、愛西市の図書館で読み聞かせ会が出来たことは、
何か横井さんが、「郷土の方に自分の事を忘れないでいて欲しい。」
そして「多くの方に平和の尊さを伝えたい。」そんな気持ちが
天国から下りてきたみたいですよね。
亀山さんとそんなお話しをしました。
短時間でしたが、とても心が温まる素敵な読み聞かせ会になりました。
亀山さん、本当に素敵な時間をありがとうございました。
皆様も、愛西市の図書館にある「よこいしょういちさん」の絵本を
一度手に取って見てください。
★本日の読み聞かせ会の模様は、クローバーTVで、9月13日(水)
デイリートピックスにて放送があります。ぜひご覧ください。