懐かしい風景


先日、図書館で購入した本の中に、懐かしい本がありました。



日本図書館協会が発行する『ぼくは、やっぱり図書館がすき』という漆原宏さんの写真集です。
中には、図書館の歴史がいっぱい詰まった写真が沢山。
(紹介する写真は、この写真集からお借りしています。)

その中で、とても懐かしい写真を発見しました。



そう!今は全国でも数少ない「移動図書館」です。
私も、母に連れられこの移動図書館を利用した1人です。

近くに図書館が無い。とても不便を感じた方には、月に2度ほどやってくる移動図書館が楽しみでした。
「次は、どんな本が車でくるのかな?」そう思ったものです。


図書館司書として仕事をするようになった時。
仕事でも、こんな風景がありました。


真ん中に見える紙の束。これは、利用者の方が貸出する「個人カード」です。

今は、図書館のPCに、利用者さんのデータが入力され、何を借りて
返却期限はいつまでか?など、全てがPC管理です。

このころは、手書きで、カードを発行し、書名や貸出日・返却日などカウンター
での処理も大変でした。

そして本に付いている「バーコード」

今では、ペタっと貼るのですが、以前は、司書が1冊1冊「図書館の所蔵の本
ですよ」「この本は、この図書館では、この登録番号ですよ」と、分かるように
印鑑を押していました。



これも作業としては、気が遠くなるような作業の1つでした。

利用者の皆様が、資料を探す場合。

今は、PCやスマホで簡単に調べる事が出来ます。

昔は、こんな風景がありました。


箪笥のような引き出しが沢山!!

これは、資料1つ1つの情報が書かれた「目録」と呼ばれるカードが
ジャンル別や、書名別、著者別などで入っています。

司書は、このカードを手書きや、タイプライターなどで打ち、せっせと組み込み
をしていました(;^_^A

今では、このカードがほぼ無くなり、PCの中にデータとして入っています。
利用者の方は、探す不便さが解消されていますね。

昔々と言いつつも、25年前はこんな事が当たり前の風景だったのですよ。


そう思ったら、現在の図書館は、とても進化したと思います

近い将来、もっともっと見たこともないような、未来的図書館が出来ていくのかな?

これからの、図書館の動きにも、注目してみてくださいね。