偉大な方


    おはようございます。

    4月も下旬になってきましたが、肌寒い朝となりましたね。

    
    今朝、朝日新聞「天声人語」には、こんな記事がありました。

    

     先週、図書館の偉大な方 「前川恒雄さん」が、89歳でお亡くなりに
     なられました。その方の図書館での取り組みなどが記事に掲載されています。

      
     (在りし日の前川さん 2015年 毎日新聞より)
     
     この方無くして、現在の図書館は成り立っていないと言っても
     過言ではないでしょう。

     記事にも書かれていますが、「移動図書館」を考えた方です。
     そして、今、普通に図書館で行われている「本を貸す」という
     当たり前になっているサービスの生みの親でもあります。

     図書館業界は、素晴らしい人を無くしました。残念でなりませんね・・・

        前川さんの著書「移動図書館ひまわり号」

     
                       (写真:日本の古本屋 より)

     こちらの本は、愛西市では佐織図書館に所蔵されています。


     
                (写真:紀伊国屋書店より)

     『図書館の発見(新版)』は、中央図書館に所蔵されています。

     「現在、このような休館で、図書館としての機能は果たされて
     いるとお考えでしょうか?」

      そんなお声もあります。

      図書館の機能は、100%果たされているとは言えません。

      どの図書館も、皆様の命を守る事。自分の命を守る事を一番に考え、
      その中で今出来る図書館の業務を日々行っています。

      いつの日か、前川さんが作ってくれた、当たり前の「本の貸出」
      が出来る日を、思い。。。

      スタッフも静かに待つ・・・今を耐える・・・しか、ありません。

      前川さんも きっと、「活気ある図書館」「皆が楽しそうに本を
      選んで、読んで過ごす図書館」としての再開を、天国で願ってくれて
      いることでしょう。