おすすめ本紹介

タイトル 空と星と風の歌
作者 小手鞠 るい∥作 堀川 理万子∥絵
出版社 童心社
資料コード 120619416  913/コ
コメント 中学1年生の空奈の悩みは、夏休みの宿題“家族の仕事”。
フリーのライターである母親は、大喜びで取材に空奈を同行させた。
取材相手は金(キム)さんという男性。
金さんは若い方にこそ知ってほしいと、空奈に自身のことを語りはじめました。

プレゼントされたのは、13才の若さで病気で亡くなった尹東柱(ユン・ドンジュ)さんが遺した詩集。
各所に出てくる詩は、何度も読むことで、皆さんの心に芽生えるものがあるでしょう。
タイトル スミレはカヲル
作者 椎名 ゆき∥著
出版社 文芸社
資料コード 111522843  F/シ
コメント ヤングケアラー・いじめ・死。
中学生ともなると、自分の悩みを家族も含め、周囲に伝えることが難しくなるでしょう。

そんなどこかの誰かにそっと寄り添ってくれる物語です。
もしかしたら、その誰かの心の固い鍵を開けるヒントが入っているかも。

誰かの光となる一冊です。
タイトル ①「無料塾」という生き方 ②ルポ無料塾
作者 ①小宮 位之∥著 ②おおた としまさ∥著
出版社 ①ソシム ②集英社
資料コード ①111521092  376/コ ②111522801  376/オ
コメント 中学校から高校に進むには“受験”という、子どもたちにとっては初めてとも言える試練があります。ましてや、高校から大学となれば。
そのどちらの望みも口に出せない子どももいます。
今では“子ども食堂”は所々に出来て、子どもの身体の成長を助けています。しかし、学力の成長はどうでしょう。
ここに「無料塾」の存在をご紹介します。ただ、入塾には条件があります。
与えることが全てではない。
この2冊を読んでいただければ。
「教えているのは、希望。」深く心に刻みたい言葉です。
タイトル なれのはて
作者 加藤 シゲアキ∥著
出版社 講談社
資料コード 111518304  F/カ
コメント 報道局からイベント事業部に飛ばされた守谷に、吾妻が提案したのは、企画が通るはずもない、作者もわからぬ“一枚の絵の作品展”
乗り切れない守谷だったが、ひと目見たその絵の、人を引き付ける力に、権利者は誰かと報道畑の血が騒ぐ。
昭和、大正と遡って、人々の苦しく困難な時代へと私たちを誘います。
いつしか、著者加藤シゲアキ氏がアイドルでもあることを忘れ、没頭する自分に気がつかれることでしょう。
タイトル ヨルノヒカリ
作者 畑野 智美∥著
出版社 中央公論新社
資料コード 111514469  F/ハ
コメント 勤め先の洋食屋が閉店するタイミングで、住まいであるアパートの取り壊しも決まり途方に暮れていた光(ヒカリ)。
大雨の夜、目にした「従業員募集、住み込み可」の文字。救いの光と思われた店は、畑違いの手芸店!?

多様性が問われる社会で、同じような覚えがある方もいらっしゃるかもしれませんね。皆が生きやすくするためには、一人ひとりの心に耳をかたむける。大事ですよね。