おすすめ本紹介

タイトル ある日の、あのタクシー
作者 広小路 尚祈∥著
出版社 桜山社
資料コード 111536900  F/ヒ
コメント 伊勢・志摩、金沢、静岡、郡上八幡、松本、飛騨高山などを舞台に、運転手と乗客との一期一会の出会いから、町や人を描いています。
見たり、聞いたり、訪れた事のある観光地等…。
本の中に入り込み、自分がタクシーの乗客になったようで楽しく、ほのぼのとしてきます。
ぜひ、貴方も乗客になってみて下さい。
タイトル 笑う森
作者 荻原 浩∥著
出版社 新潮社
資料コード 111533980  F/オ
コメント 神森で5才のASD児・真人が行方不明になった。
真人の母でシングルマザーの岬は、ネット上でバッシングされる。
無事に保護されたが「クマさんが助けてくれた」と、真人は語るだけ。生死不明の1週間、神森で何が起きていたのか?真人の叔父・冬也は、調査するが…。
4人の男女と一緒にいたことまでは判明するが、空白の時間は完全には埋まらない。
真人のたくましさと成長から目が離せません。
タイトル 成瀬は信じた道をいく
作者 宮島 未奈∥著
出版社 新潮社
資料コード 111530721  F/ミ
コメント デビュー作で本屋大賞と15冠達成した「成瀬は天下を取りにいく」がパワーアップ!
滋賀・大津愛が強めの成瀬は、前作同様全くブレない。
読み終えた後は、見習いたくなる自分、そして大津に生きたくなる自分がいます。
成瀬の成長を見守っていきたくなる本です。
タイトル ラブカは静かに弓を持つ
作者 安壇 美緒/著
出版社 集英社
資料コード 110894441  F/ア
コメント かつて音楽の道をあきらめた主人公が、人々との出会いを通じ、自信の心境が変化していく。

【イチオシポイント】
主人公の不安や心情がこまかく描写されていて、高校生という様々な不安を抱えてしまう時期にこそ読んでほしい。主人公の「橘」と自分で重なるものがあるはず。

職場体験 大成高校 Mさん
タイトル あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
作者 汐見 夏衛∥著
出版社 スターツ出版
資料コード 111513123 YA/F/シ
コメント すべてにイライラした毎日を送る中2の百合。母とケンカし、家を飛び出して目をさますと、70年前の戦時中の日本だった。

【イチオシポイント】
70年前に突然タイムスリップした百合は、戦時中の理不尽さや恐怖を体験し、現代の安全さや平和さを知る。
そんな中で出会ったのは彰だった。
百合はどんどん彼に惹かれていくが、彼は命を懸けて戦地へ飛び立つ特攻隊員だった。たとえ叶わないと分かっていても、百合は彰に惹かれていく。

職場体験 大成高校 Mさん
タイトル 35年目のラブレター
作者 小倉 孝保∥著
出版社 講談社
資料コード 111531042 289/ニ
コメント 西畑さんは戦争がある時代に生まれ、生活していくのだが、いじめや悲惨な思いをします。それで文字の読み書きができずにおり、「ありがとう」を伝えるのに三十六年余の歳月をかけた。どんな人生をたどったのかをお楽しみください。

【イチオシポイント】
他の小説に比べて、とても読みやすく分かりやすい本となっています。内容自体も分かりやすく、悲しい話などもありますが、読み続けられます。戦争の過酷さなどが分かり、とても勉強にもなる本といえます。

職場体験 佐屋高校 Hさん
タイトル スノーマン
作者 halyosy∥原作 高松 良次∥文
出版社 河出書房新社
資料コード 111520995  F/タ
コメント 原曲→小説→原曲の順でいくと、新たな発見や気づきがあって、より楽しめると思います。主人公と「スノーマン」、それぞれの視点に注目した後の展開も見所です!

職場体験 佐屋高校 Kさん
タイトル キノの旅
作者 時雨沢 恵一∥[著]
出版社 メディアワークス
資料コード 110998846  YAB/F/シ
コメント 主人公のキノが相棒のエルメスというモトラドと色々な国に行く旅の話

【イチオシポイント】
長い話を読むのが苦手な人でも読めるように、短い話が分かりやすいように区切られ読めるから、本が苦手でも読みやすくなっている。

職場体験 佐屋高校 Mさん
タイトル ふたご
作者 藤崎 彩織∥著
出版社 文藝春秋
資料コード 111316766  F/フ
コメント この小説は、少し変わっているなっちゃんと、なかなか社会になじむことのできない月島が色々な出来事を通して、泣いたり笑ったりしながら目標を見つけていくお話しです。

【イチオシポイント】
第一部の一,夏の日の場面に出てくる「お前の居場所は、俺が作るから。泣くな」という月島のセリフがとても印象に残っているので、私の一番のイチオシポイントです‼

職場体験 佐屋高校 Fさん
タイトル 小説天気の子
作者 新海 誠∥[著]
出版社 KADOKAWA
資料コード 111393013   YAB/F/シ
コメント 「ねぇ、今から晴れるよ」
それは祈るだけで空を晴れにできる力だった。天候の調和が狂っていく時代に少年と少女が自らの生き方を「選択」する物語

【イチオシポイント】
・11の章に分かれているので、長い文章が苦手な人でも読みやすい!!
・映画では表せない登場人物の感情やその場で起こっていることの表現のしかたも楽しめる‼
・天気を晴れに変える時に、何を考えどのようにやっているのかを知れておもしろい!!

職場体験 弥富北中学校 Nさん
タイトル 吹奏楽女子のトリセツ!
作者 松本 宏康∥著
出版社 学研プラス
資料コード 120603915  764/ス
コメント 中学1年生の湊は、友達の美音に部活動何にすると聞かれる。その後先輩たちの演奏している姿を見て、入部するお話です。

【イチオシポイント】
ポイント1 楽器の吹き方や使い方が1つずつていねいに書いてある。
ポイント2 個人練習やパート練習でどんなことをすればいいかくわしく書いてある。
ポイント3 楽譜への書きこみのコツがていねいに書いてある。
ポイント4 合奏のときに役立つグッズが書いてある。

職場体験 弥富北中学校 Wさん
タイトル 空と星と風の歌
作者 小手鞠 るい∥作 堀川 理万子∥絵
出版社 童心社
資料コード 120619416  913/コ
コメント 中学1年生の空奈の悩みは、夏休みの宿題“家族の仕事”。
フリーのライターである母親は、大喜びで取材に空奈を同行させた。
取材相手は金(キム)さんという男性。
金さんは若い方にこそ知ってほしいと、空奈に自身のことを語りはじめました。

プレゼントされたのは、13才の若さで病気で亡くなった尹東柱(ユン・ドンジュ)さんが遺した詩集。
各所に出てくる詩は、何度も読むことで、皆さんの心に芽生えるものがあるでしょう。
タイトル スミレはカヲル
作者 椎名 ゆき∥著
出版社 文芸社
資料コード 111522843  F/シ
コメント ヤングケアラー・いじめ・死。
中学生ともなると、自分の悩みを家族も含め、周囲に伝えることが難しくなるでしょう。

そんなどこかの誰かにそっと寄り添ってくれる物語です。
もしかしたら、その誰かの心の固い鍵を開けるヒントが入っているかも。

誰かの光となる一冊です。
タイトル ①「無料塾」という生き方 ②ルポ無料塾
作者 ①小宮 位之∥著 ②おおた としまさ∥著
出版社 ①ソシム ②集英社
資料コード ①111521092  376/コ ②111522801  376/オ
コメント 中学校から高校に進むには“受験”という、子どもたちにとっては初めてとも言える試練があります。ましてや、高校から大学となれば。
そのどちらの望みも口に出せない子どももいます。
今では“子ども食堂”は所々に出来て、子どもの身体の成長を助けています。しかし、学力の成長はどうでしょう。
ここに「無料塾」の存在をご紹介します。ただ、入塾には条件があります。
与えることが全てではない。
この2冊を読んでいただければ。
「教えているのは、希望。」深く心に刻みたい言葉です。
タイトル なれのはて
作者 加藤 シゲアキ∥著
出版社 講談社
資料コード 111518304  F/カ
コメント 報道局からイベント事業部に飛ばされた守谷に、吾妻が提案したのは、企画が通るはずもない、作者もわからぬ“一枚の絵の作品展”
乗り切れない守谷だったが、ひと目見たその絵の、人を引き付ける力に、権利者は誰かと報道畑の血が騒ぐ。
昭和、大正と遡って、人々の苦しく困難な時代へと私たちを誘います。
いつしか、著者加藤シゲアキ氏がアイドルでもあることを忘れ、没頭する自分に気がつかれることでしょう。
タイトル ヨルノヒカリ
作者 畑野 智美∥著
出版社 中央公論新社
資料コード 111514469  F/ハ
コメント 勤め先の洋食屋が閉店するタイミングで、住まいであるアパートの取り壊しも決まり途方に暮れていた光(ヒカリ)。
大雨の夜、目にした「従業員募集、住み込み可」の文字。救いの光と思われた店は、畑違いの手芸店!?

多様性が問われる社会で、同じような覚えがある方もいらっしゃるかもしれませんね。皆が生きやすくするためには、一人ひとりの心に耳をかたむける。大事ですよね。
タイトル 母がゼロになるまで
作者 リー アンダーツ∥著
出版社 河出書房新社
資料コード 111514667  916/リ
コメント 東京に住む著者のもとに、大阪から母親が突然やってきた。
最初は嬉しかった著者だが、母親の様子がおかしい。

元気な親の印象しかない方には、かなり衝撃や苦痛を伴うかもしれません。
しかし、周囲との関係、行政という他人の手、この一冊には、みなさんが今後経験するかもしれない事が赤裸々に記されています。

最期まで読み通すことで、一筋の光が見えるでしょう。
タイトル 校閲記者も迷う日本語表現
作者 毎日新聞校閲センター∥著
出版社 毎日新聞出版
資料コード 111514048  810/コ
コメント 誰かと話している時、自分の表現にふと違和感を覚えることはありませんか?
新聞や書物を読んでいる時に、ひっかかりを感じたり。
“すてき”を“素敵”と書くのは当て字だとか。
“見える化”という言葉も度々目にしますね。
元々はある企業の社内用語だったそうです。

読めば読むほど知恵がつくはずが、「一両日中に仕上げます」…。
今日、明日?明日、明後日?あー悩ましいですね。
タイトル リカバリー・カバヒコ
作者 青山 美智子∥著
出版社 光文社
資料コード 111514568  F/ア
コメント “とげぬき地蔵”を知っていますか?
お地蔵さんを自分に見立て、具合の悪い場所をさすります。
“どうか良くなりますように”

団地に囲まれた小さな日の出公園には、とげぬき地蔵ならぬ、リカバリー・カバヒコがいます。
この物語でも、それぞれカバヒコが必要な人たちが、すい寄せられるようにやって来ました。

私たちの心をあたたかく包みこんでくれるのは、カバヒコかもしれません。
タイトル 世界でいちばん透きとおった物語
作者 杉井 光∥著
出版社 新潮社
資料コード 111510749  ビブリオバトル/B/F/ス
コメント 多くの浮き名を流してきた作家、宮内彰吾が亡くなり、1カ月後、燈真のもとに宮内の息子から初めて連絡が入る。
宮内の最期の作品である原稿が行方不明だという。
フリーランスの校正者であった母は、ひとりで燈真を育て、2年前に事故で亡くなっていた。原稿探しは燈真にとって思い出のない父親捜しとなり、意外な展開を見せ始める。

実在の作家の名や創作の苦労も垣間見られる不思議な物語です。