おすすめ本紹介
タイトル | 世界でいちばん透きとおった物語 |
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作者 | 杉井 光∥著 |
出版社 | 新潮社 |
資料コード | 111510749 ビブリオバトル/B/F/ス |
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多くの浮き名を流してきた作家、宮内彰吾が亡くなり、1カ月後、燈真のもとに宮内の息子から初めて連絡が入る。 宮内の最期の作品である原稿が行方不明だという。 フリーランスの校正者であった母は、ひとりで燈真を育て、2年前に事故で亡くなっていた。原稿探しは燈真にとって思い出のない父親捜しとなり、意外な展開を見せ始める。 実在の作家の名や創作の苦労も垣間見られる不思議な物語です。 |
タイトル | リカバリー・カバヒコ |
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作者 | 青山 美智子∥著 |
出版社 | 光文社 |
資料コード | 111514568 F/ア |
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“とげぬき地蔵”を知っていますか? お地蔵さんを自分に見立て、具合の悪い場所をさすります。 “どうか良くなりますように” 団地に囲まれた小さな日の出公園には、とげぬき地蔵ならぬ、リカバリー・カバヒコがいます。 この物語でも、それぞれカバヒコが必要な人たちが、すい寄せられるようにやって来ました。 私たちの心をあたたかく包みこんでくれるのは、カバヒコかもしれません。 |
タイトル | 校閲記者も迷う日本語表現 |
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作者 | 毎日新聞校閲センター∥著 |
出版社 | 毎日新聞出版 |
資料コード | 111514048 810/コ |
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誰かと話している時、自分の表現にふと違和感を覚えることはありませんか? 新聞や書物を読んでいる時に、ひっかかりを感じたり。 “すてき”を“素敵”と書くのは当て字だとか。 “見える化”という言葉も度々目にしますね。 元々はある企業の社内用語だったそうです。 読めば読むほど知恵がつくはずが、「一両日中に仕上げます」…。 今日、明日?明日、明後日?あー悩ましいですね。 |
タイトル | 母がゼロになるまで |
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作者 | リー アンダーツ∥著 |
出版社 | 河出書房新社 |
資料コード | 111514667 916/リ |
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東京に住む著者のもとに、大阪から母親が突然やってきた。 最初は嬉しかった著者だが、母親の様子がおかしい。 元気な親の印象しかない方には、かなり衝撃や苦痛を伴うかもしれません。 しかし、周囲との関係、行政という他人の手、この一冊には、みなさんが今後経験するかもしれない事が赤裸々に記されています。 最期まで読み通すことで、一筋の光が見えるでしょう。 |
タイトル | ヨルノヒカリ |
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作者 | 畑野 智美∥著 |
出版社 | 中央公論新社 |
資料コード | 111514469 F/ハ |
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勤め先の洋食屋が閉店するタイミングで、住まいであるアパートの取り壊しも決まり途方に暮れていた光(ヒカリ)。 大雨の夜、目にした「従業員募集、住み込み可」の文字。救いの光と思われた店は、畑違いの手芸店!? 多様性が問われる社会で、同じような覚えがある方もいらっしゃるかもしれませんね。皆が生きやすくするためには、一人ひとりの心に耳をかたむける。大事ですよね。 |