2017年8月の記事一覧
懐かしい風景
先日、図書館で購入した本の中に、懐かしい本がありました。
日本図書館協会が発行する『ぼくは、やっぱり図書館がすき』という漆原宏さんの写真集です。
中には、図書館の歴史がいっぱい詰まった写真が沢山。
(紹介する写真は、この写真集からお借りしています。)
その中で、とても懐かしい写真を発見しました。
そう!今は全国でも数少ない「移動図書館」です。
私も、母に連れられこの移動図書館を利用した1人です。
近くに図書館が無い。とても不便を感じた方には、月に2度ほどやってくる移動図書館が楽しみでした。
「次は、どんな本が車でくるのかな?」そう思ったものです。
図書館司書として仕事をするようになった時。
仕事でも、こんな風景がありました。
真ん中に見える紙の束。これは、利用者の方が貸出する「個人カード」です。
今は、図書館のPCに、利用者さんのデータが入力され、何を借りて
返却期限はいつまでか?など、全てがPC管理です。
このころは、手書きで、カードを発行し、書名や貸出日・返却日などカウンター
での処理も大変でした。
そして本に付いている「バーコード」
今では、ペタっと貼るのですが、以前は、司書が1冊1冊「図書館の所蔵の本
ですよ」「この本は、この図書館では、この登録番号ですよ」と、分かるように
印鑑を押していました。
これも作業としては、気が遠くなるような作業の1つでした。
利用者の皆様が、資料を探す場合。
今は、PCやスマホで簡単に調べる事が出来ます。
昔は、こんな風景がありました。
箪笥のような引き出しが沢山!!
これは、資料1つ1つの情報が書かれた「目録」と呼ばれるカードが
ジャンル別や、書名別、著者別などで入っています。
司書は、このカードを手書きや、タイプライターなどで打ち、せっせと組み込み
をしていました(;^_^A
今では、このカードがほぼ無くなり、PCの中にデータとして入っています。
利用者の方は、探す不便さが解消されていますね。
昔々と言いつつも、25年前はこんな事が当たり前の風景だったのですよ。
そう思ったら、現在の図書館は、とても進化したと思います
近い将来、もっともっと見たこともないような、未来的図書館が出来ていくのかな?
これからの、図書館の動きにも、注目してみてくださいね。