図書館日記

気持ち♡


6月から、中央図書館では市内の小中学校への『団体貸出配送サービス』
を始めました。

授業での調べ学習など、学級や学年で一斉に図書資料が必要である
学校に、少しでもお役に立てられればという気持ちからです。

学校では、授業をされる先生方が、「時間がなく、図書館に足を運ぶ事が
出来ない。」というお困りの声。
「でも、子供たちには、いろいろな本で調べ学習してもらいたい。本を読んで
もらいたい。」というお気持ちもあります。


不安定な天候の中でしたが、このサービスを利用頂いた
愛西市立市江小学校へ、スタッフが伺いました。

今日は、90冊の本の返却でした。
もちろん!返却もこちらから、小学校へ出向いて受け取ります。

受け取った図書の箱の中から、素敵なプレゼントが♬

手作りで作った、朝顔・カタツムリの折り紙がついたメッセージカードです。


このような、感謝の気持ちがついたカードがもらえるとは、思っていませんでした。

本当に嬉しかったです(*^▽^*)
お忙しい先生方!本当にありがとうございました。
また、是非!このサービスを利用して頂けたらと思います。

そして、まだ利用されていない小中学校も、ぜひご利用ください。

図書館と地域とが、ちょっとした気持ち♡で繋がれることが、うれしく思います。

図書館見学


昨日は、休館日でしたが、今日からは、通常開館しております。

休館日の朝10時頃、愛西市立西川端小学校の3年生の子供達40名が先生2名と
図書館見学に来てくれました。

愛西市の施設には、どんな所があるのかな?
地域学習のお勉強ですね。

職員の案内を聞きながら、見学です。


「来たことあるー!」と』言ってくれた子や、
「初めて入った!」と話してくれた子など、いろいろでしたが、
みんな興味津々な様子でしたよ。

児童室では、「怖い本もある~♪」などと、面白そうに本を眺めてくれた子も。

そして、ブックポストを案内すると・・・

真剣に、プリントにメモを取る姿も印象的でした。


今日は暑い中、短い時間でしたが、見学は楽しかったかな?

子供達には、こども向けの「としょかんにGo!」という利用案内を渡しました。
家に帰って、保護者の方と読んでもらえたらと思います。


今度は、ゆっくり図書館に遊びに来てくださいね。

もっともっと!


今日は、月に一度の「整理休館日」です。

休館日には、普段開館中に出来ない業務を行ったり、スタッフ同士
のミーティングなどをしています。

利用者の皆様には、大変ご迷惑おかけしますが、ご理解をどうぞよろしく
お願い致します。

先日、「相撲」の資料紹介をしました。


「相撲」をもっと!もっと!知りたい方へ。



この力士!お分かりになりますでしょうか。

愛西市葛木町(旧:立田村)出身の、『玉ツ島 義王』です。


所属部屋は、片男波部屋。 
昭和45年9月に初土俵、最終場所は、昭和58年5月でした。
最高位は、幕下22枚目です。
昭和55年1月には、三段目として優勝!!
その後大きなケガに襲われ最終場所に至りました。


幕下での取り組み


地域の皆さんにも愛される力士でした。


優勝力士が、この愛西市から出た事は、誇りですよね。『玉ツ島』に関しての資料は、郷土参考室にございます。郷土力士の功績を、見てみてくださいね。

熱い!!

今日も、とても蒸し暑い日になりそうです。

気候も暑いですが、このところ「日本人横綱」や「大関昇進」と
相撲も熱く!!なっていますね。

この暑い夏になると、愛知県での「大相撲名古屋場所」で、
名古屋駅前は、関取の方たちと遭遇する事も少なくありません。

尾張地方でも相撲の上りを立て相撲部屋があります。朝稽古を観戦
される方もみえますね。

図書館でも、毎朝、新聞のスポーツ面を楽しみに来館される利用者さん
もいらっしゃるのでは。


相撲観戦する前に、こんな本もどうでしょう。


相撲ファンの女性「スー女」の方には、こんな本も♬


みんなで相撲を知って、もっと熱くなりましょう!

ディスレクシア?

さて、皆さんは「ディスレクシア」という障害をご存じでしょうか?

「ディスレクシア」とは、読み書きが上手く出来ない障害です。

 ●見た目は、健常者と何ら変わりない。(読み書き以外は、健常者と変わりない。)  
 ●本を読む時に、極端にたどたどしくしか読む事が出来ない。
 ●読んだり、書いたりするのに、極端に時間がかかる。
 ●読む事に集中できない。
 ●ひらがなの「あ」と「め」、「い」と「こ」、「ね」と「ぬ」など、形が似ている
   文字が識別できない。
 ●漢字の作り「日」と「目」など、作りの棒が、1本なのか、2本なのか
  識別ができない。   

私は恥ずかしながら・・・図書館の研修会で初めて知った1人です。

研修会では、YouTubeの動画で、この障害の人たちがどんな風に文字を見ているのか?を体験する事が出来ました。


「文章が歪んで見える」
「文章がダブって見える」
「文字が正確に認識出来ない為に文章の理解が出来ない」
「教科書を1字1字たどたどしく読む」

このような見え方で、読み書きに苦しむ子供達が、クラス40名中に3名ほどいるという現実。
そして、学校の教師や、両親にも分かってもらえない事実。

近年は、就学前後に、学校や病院などで検査をすると、そのような障害があるか?ないか?判断がつくようになっているそうですが。

大人が、「図書館で本を借りても、全然読みたがらない」「本を読んでいても集中が出来ない」「読み書きが好きでないのかも?」そう思ってしまい、障害である事を見逃すケースもあるようです。

早く周りが気づいてあげれば、読むこと・書くことも自信がつきます!
そして、上達もするそうですよ。

そのような子供達には、「わいわい文庫」という図書館があり、
読書支援を行っています。

http://itc-zaidan.or.jp/ebook.html

音声のみの図書や、読んでいる箇所をマーカーしながら読んでいく図書
など、主に電子図書を扱う施設です。

そして、図書館にも「ディスレクシア」についての本があります。


図書館員として、どんな子供達にも「読む」楽しさ・面白さを知ってもらえたら・・と思います。

そして、周りの皆様が、障害のある方への理解・優しさが少しでも芽生えたらと切に願います。